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減量の原理 食事制限+栄養吸収阻害
(胃と腸の手術)
食事制限のみ
(胃のみの手術/治療)
腹腔鏡下
ルーワイ胃バイパス術
腹腔鏡下
スリーブ・バイパス術
腹腔鏡下
スリーブ状胃切除術
内視鏡下調節性
バルーン留置術
腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術 腹腔鏡下スリーブ・バイパス術 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術 内視鏡下調節性バルーン留置術
構造 胃を胃のう(20〜30cc)とそれ以外(残胃)に切り離し、胃のうと小腸を吻合する。残胃は摘出せず、そのまま体内に残す。 スリーブ状胃切除と同様、胃を細長く形成する。さらに十二指腸を切断し、小腸と吻合する。 胃を細長く形成する。胃容量は60〜100ccに減少する。切除された大部分の胃は体外に取り出す。 胃内視鏡を用いて、胃内にシリコン製の風船(バルーン)を留置する。後に容量の調節が可能。留置後1年で取り出す必要がある。
機序 食事摂取制限と中等度の栄養吸収阻害 食事摂取制限と中等度の栄養吸収阻害 食事摂取制限のみ 食事摂取制限のみ
保険適応
の有無

以下の条件を全て満たしていること(2024年6月より保険適用)

  • BMI35以上
  • 6ヶ月以上の内科治療を継続している
  • 糖尿病を合併している

以下の条件を全て満たしていること

<BMI35以上の場合>

  • 6ヶ月以上の内科治療を継続している
  • 糖尿病、高血圧症、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は非アルコール性脂肪肝炎を含めた非アルコール性脂肪性肝疾患のうち1つ以上を合併している

<BMI32〜34.9の場合>

  • 6ヶ月以上の内科治療を継続している
  • 糖尿病(HbA1c8.0%以上)、高血圧症、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、非アルコール性脂肪肝炎を含めた非アルコール性脂肪性肝疾患のうち2つ以上を合併している
適応条件
  • BMI 30以上で肥満関連疾患を有すること

※高度の逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニアを有する方に適している

  • BMI 30以上で肥満関連疾患を有すること
  • BMI 27.5以上で重度の糖尿病を有する場合

※保険適応は上記参照

  • BMI 30以上で肥満関連疾患を有すること

※保険適応は上記参照

  • BMI 27以上で肥満関連疾患を有すること
体重減少 平均40〜50kg程度 平均40〜50kg程度 平均30〜50kg程度 平均10kg程度
※長期成績は示されていない
可能性のある
合併症
  • 嘔気・嘔吐
  • 吻合部狭窄
  • ダンピング症候群
  • 潰瘍
  • 腸閉塞
  • 貧血
  • ビタミン・ミネラル欠乏
  • 縫合不全 など
  • 嘔気・嘔吐
  • 胸やけ(逆流性食道炎)
  • 腸閉塞
  • 貧血
  • ビタミン・ミネラル欠乏
  • 縫合不全 など
  • 嘔気・嘔吐
  • 胸やけ(逆流性食道炎)
  • 不十分な体重減少、リバウンド
  • 重度の肥満の場合は追加手術が必要となることもある
  • 貧血
  • 縫合不全 など
  • 嘔気、嘔吐(特に挿入後1〜2日間の嘔気が強い)
  • 腹痛などで早期抜去
  • 膵炎、胃潰瘍、胃穿孔、腹膜炎などで手術
  • バルーン留置期間中は胃薬(胃酸分泌抑制薬)の内服が必要 など
術後
入院期間
3日 3日 3日 2日
仕事復帰 1〜3週 1〜3週 1〜2週 約1週間
当院での
手術時間
2〜3時間 3〜4時間 2時間 30分
推奨適応
その他
  • 最も歴史がある
  • 残胃の発がんリスクが少ない人が対象
  • サプリメントや蛋白質の摂取が術後に継続出来る方が対象
  • 糖尿病などの合併疾患治癒率はきわめて高い
  • 胃がんリスクが高い日本人向けに開発された術式
  • 胃内視鏡にて観察困難な残胃が出来ない
  • サプリメントや蛋白質の摂取が術後に継続出来る方が対象
  • 重度の糖尿病の治癒率など合併疾患治癒率はきわめて高い
  • BMI 27.5〜30の重度の糖尿病をもつ方に対して行うことができる唯一の手術
  • 現在、世界で最も多く行われている
  • 比較的軽度の糖尿病の方には効果がある
  • BMI 50未満では、バイパス手術同様の減量効果が期待できる
  • BMI 50以上および重度の糖尿病に対してはバイパス手術より効果が劣る
  • 胃内視鏡で行う(外科手術ではない)
  • 手技は容易
  • 効果の程度に個人差が大きい
  • 手術と比較すると効果が小さい
  • BMI 27〜30の軽度肥満症者が良い適応
  • 長期成績は示されていない